患者様の状態を診て、問題点、考えられる治療法などをご説明いたします。また、手術を併用した矯正治療が考えられる場合には、手術についても簡単にご説明します。
問診、視診に加えて、レントゲン撮影、写真(顔貌および口腔内)撮影、歯の型どりなど、診断及び治療方針の立案のための資料を採ります。さらに、あごの運動検査やあごの筋肉(咀嚼筋)の筋電図検査を行います。
問題点を明らかにし。それに対応したいくつかの治療方針をご説明します。この段階で、外科的矯正治療を適用するか患者様と相談します。保護者の方やご一緒に説明を聞きたい方にも同伴していただきます。
手術を依頼する病院を受診していただきます。当院で提示した治療方針・手術術式などを外科医に確認していただき、詳しい手術の説明も行っていただきます。また、必要に応じてCTなどの検査
5.術前矯正治療
月1回、1年~1年半程度、毎回30分から60分
手術を行って顎を移動したときに咬み合わせが安定するように、マルチブラケット装置を装着して歯列の形態を整えます
手術の前日に入院して、術後約1週間程度で退院となります。
7.術後矯正
月1回、1年~1年半程度、毎回30分から60分
手術によって移動したあごの骨は、筋肉などに引っ張られて多少なりとも後戻りが生じます。後戻りを防ぎながら咬み合わせを安定させるために、上下のワイヤーにゴム(顎間ゴム)をかけていただきます。また、ワイヤーの微調整を行うことで、正しいかみ合わせを獲得するのが術後矯正の目的です。
手術であごの骨を固定するのに用いたチタン製のプレートやスクリューを取る手術を行います。手術後、約6か月から1年くらいで行います。最初の手術と異なり、患者様の身体的負担や入院期間も少ないものとなります。この手術は必ずしも全員の方が行うものではありません。外科医の先生と相談して決めていただきます。
咬み合わせがしっかりと出来上がり、あごの骨も安定したら、マルチブラケット装置を外して、取り外しのできる保定装置を装着して、後戻りがおこらないように経過観察を行います。
連携している病院
- 慶応義塾大学医学部付属病院 形成外科
- 東京警察病院 形成外科・美容外科
- 東京都立墨東病院 歯科口腔外科
- 東京歯科大学水道橋病院 口腔外科
- 東京歯科大学市川総合病院 歯科口腔外科
外科的矯正治療の治療費
外科的矯正治療では健康保険が適用されます。ただし、すべての矯正歯科医院で可能というわけではなく、顎口腔機能診断施設(一定の施設基準が必要となります)でのみ可能です。
当院は施設認定を受けております。
矯正治療費は症例によって異なりますが、3割負担で平均30万円前後です。入院および手術の費用は、手術術式や入院期間によっても異なりますが、30~40万円前後です。ただし、入院および手術の費用は高額療養費制度の対象となりますので、申請すれば一部払い戻されます。
高額療養費制度について
医療費の自己負担額が高額になる場合、月の初めから終わりまでで一定の金額(自己負担限度額)を超えた金額が払い戻される制度です。自己負担の限度額は年齢や所得によっても異なります。詳しくは、厚生労働省のホームページ(高額療養費制度を利用される皆様へ)をご参照ください。
美容外科について
当院では、都内の美容外科とも連携しております。美容整形にご興味のある方はご相談ください。
連携美容外科医院
・表参道スキンクリニック(原宿・表参道)
・酒井形成外科美容外科(大塚)
無料カウセリングのお申し込みは下記のフォームよりお気軽に
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