ワイヤー矯正では、歯に「ブラケット」という器具を接着し、ブラケットにワイヤーを取り付けて歯を動かしていきます。
一般的なワイヤー矯正では既製品のブラケットを使い、担当医が感覚や経験でブラケットの角度や位置を決めていきます。このため、治療中にブラケットを付け直す必要も生じ、結果的に治療期間が長くなってしまいます。
当院は、「歯根連動型デジタル矯正」に取り組んでいます。
理想とする歯並びに合わせて、デジタル技術を用いてブラケットをフルオーダーメイドします。患者さんひとりひとりに合わせて作ったブラケットを適切な位置に装着することで、効率的に歯を動かせます。
また、CT撮影で歯根の位置も確認し、歯根から歯冠部まで、歯全体を正しい位置に誘導しています。
一般的な矯正治療では、治療を終えるまでに2〜3年かかることは珍しくありません。
当院では、外科的手法を用いて治療期間を短縮する「コルチコトミー矯正」に対応しています。コルチコトミー矯正では、歯を支える骨の表面に切り込みを入れます。傷付いた骨は元の状態に戻ろうとすることで代謝が促進され、歯と骨が一気に動きます。これにより、一般的な矯正治療に比べて、治療期間が数ヶ月〜1年ほど短縮できます。
また、当院では「シュアスマイルVPro」という装置を利用して、矯正の治療期間を短縮することにも取り組んでいます。シュアスマイルVProは、歯に振動を与えて細胞を活性化させることで、治療期間を短縮します。治療期間が最大で1/3程度になったという例もあります。詳しくはお問い合わせください。
※シュアスマイルVProは別売りです。基本的にご自宅で利用していただきます。
矯正装置は、大きく分けて「ワイヤー型」と「マウスピース型」の2種類があります。それぞれ、次のようなメリットがあります。
歯を大きく動かすのに適している。
歯並びを微調整するのに適している。
当院では、これらを両方使う「ハイブリッド矯正」にも対応しています。
治療の初期は、歯を大きく動かせるワイヤー矯正を行い、治療の後半はマウスピースを使って微調整を行います。
それぞれのメリットを活かすことで、治療期間が短縮されます。
また、これ以外にも次のようなメリットがあります。
マウスピース矯正は、デジタル技術で作成されたマウスピースを利用して、少しずつ歯を動かしていく治療法です。治療の多くの工程をコンピュータやAIが行うので、矯正治療の経験が少ないドクターもマウスピース矯正に参入しています。とはいえ、治療前の検査診断や、途中経過の診察はドクターが行う必要があります。
経験の少ないドクターがマウスピース矯正を行うと、「歯がほとんど動かない」「イメージした歯並びにならなかった」などのトラブルが起こっています。
当院は、矯正を専門的に学んだドクターがマウスピース矯正も担当するため、安心してご相談ください。
詳しくは、こちらのページもご覧ください。
矯正治療では、ワイヤーで歯に力をかけて、歯を動かしていきます。常に歯が押されている状態なので、矯正治療中は歯が痛むことがあります。しかし、当院の患者さんの中には、「まったく痛くないのですが、本当に歯は動いているのですか？」と心配される方がおられます。
当院は痛みの少ない矯正治療に自信があります。
患者さんに合わせてフルオーダーメイドしたブラケットでは、少ない力で効率的に歯を動かせるため、痛みも抑えられます。
また、状態に合わせて適切なワイヤーを使っているので、過度な力もかからず痛みもほとんどありません。
矯正治療が終わった後に、歯並びが崩れてしまう「後戻り」という現象があります。これを防ぐためには、一定の間（保定期間）「リテーナー」という装置を装着する必要があります。
当院でも「リテーナー」は使用しますが、さらに「MFT」という治療で、後戻りをしにくい口内環境を作ります。
MFTは「口腔筋機能療法」ともいい、口腔内の筋肉を正しく機能させるためのトレーニングです。
「MFT（口腔筋機能療法）」は、お子さんの歯並びの改善に効果があることが知られていますが、大人にとってもMFTは効果があります。当院は、全世代の患者さんにMFTを行っています。矯正治療の後戻りを防止する効果だけでなく、次のようなメリットがあります。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。