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2008年7月31日

本番に弱い人

僕は本番にとても弱い。
いかなる本番にも弱い。
中学、高校と没頭していた陸上競技でも本番の大会では
いい結果がなかなか出せなかった。
それまでの練習ではいいタイムが出せているのに、
なぜか大会では平凡なタイムで終わってしまう。
なぜか?
なぜかと言っておきながら答えは明らかで
『精神的に弱い。そしてとても、とても緊張するから』
理由はこれだけ。

小学生くらいからその理由は分かっていた。
しかし決定的な打開策が思い浮かばない。
それでも、繰り返しの練習とイメージトレーニング。
できることは色々やりましたよ...... 確かに。
しかし本番ではド緊張で体はガチガチに固まり、声も出ない。
学生時代はそういう繰り返しでした。

今思えば悲惨な青春だ。
現在、僕はサラリーマンをやりながらではあるけれど、
陶芸をやっている。

この陶芸というのは『本番があるようでなく、ないようで実はある』
といった不思議な仕事なんですね。
こんなんじゃ何のことか分からないので、
具体的に言えば陸上の大会や学校のテストみたいな
分かりやすいバリバリの『今が100%本番ですよ』が無いんです。
個展やグループ展の開催が本番と言えるか?
たぶん違う。

その時には全てが出来上がっていて、
作品の見せ方とかは考える必要があっても、
その場ではもう何もできない。
作り直すこともできなければ、焼き直すこともできない。
とすればいつが本番か?

個展やグループ展に出品するまでの期間が
本番になる(と思う。)期間が本番?
そう日常の中に、毎日の作業の中に本番(みたいなもの)が
存在している。

けれども、陸上の大会や期末テストみたいにド緊張は全くしない。
作業をしている毎日が本番なのに不思議と冷静でいれちゃう。
本番というニュアンスではなく、試行錯誤。
それこそテストの繰り返しという感じ。
何回(個)か作り何回か焼いてみて、
その中でベストなものを出品する。

こういう仕事の進め方は、僕にあっているのかもしれない。
緊張感を持って、テンションを上げて作っても
疲れや気負いはほとんどない。

とは言うものの、こういう仕事をするには、
しっかりとした計画性と時間に余裕を持つというのが
前提にあるんだけれども。

考えてみると僕の兄や弟はよくやってるなぁと感心してしまう。

兄の仕事は俳優業。
リハーサルがあって本番がある。
NGがあって撮り直しとかはあるにせよ、本番は本番。
僕のそれとは訳が違う。
僕から見れば俳優の仕事の『本番度』はかなり高い。
たまに舞台なんかを観にいくけど、
あれはもう観ているこっちが緊張しちゃう。
お客さんは目の前にいるわけだし、
NGがあっても芝居を止めることはできないし。

弟だってバンドをやっていて、
ライブハウス(って言うのか?)で
お客さんの前で本番の演奏をする。
僕なら考えただけでも寝込みそうだ。
(譜面や歌詞カードを見ながらロックを叫ぶバンドは
聞いたことがない)

以上、本番にすごーく弱い僕が辿り着いた仕事は
『本番が本番本番していない』という、
とっても自分に合った仕事というお話しでした。


~念のため~
本番に弱いからという理由で陶芸を選んだわけではありません。
よーく考えたらそういうことだったというだけです。

~紗有見メッセージ~
本場に弱い私は彼の言わんことが手に取るようにわかります。
学会発表なんかもそうです。
何回も練習して、スライドを組み立てて本番を迎えているのに
いざ始まると頭が真っ白になっちゃう。
6月に東北矯正歯科学会のランチョンセミーナーの講演を依頼され
1年かけて用意したにもかかわらず、60分間何を話したか覚えていない(涙)

楽譜を覚える能力もなく、楽器は手をつけてはすぐ断念!!
何一つ身に付いたものは無いのです。
学芸会の劇もセリフの無い役にしか、手を挙げたことが無いなぁ~。

「明日、早朝から撮影です」と、さらりと言ってのけるお兄さんに
焦りや切羽詰った感じが無いのも、俳優業をやってのける能力が
ある人にだけ与えられたタマモノなのだといつも思いいます。

2008年7月29日

増える「個食」と「孤食


「普通の家族がいちばん怖い」という本は
お正月とクリスマスの食事についての
アンケートと写真で綴られています。
お正月らしさやお節料理が消えてしまうのではないかと
思う程の内容です。

出向先と私のクリニックでは
矯正治療中の口腔衛生プログラムを作成するにあたり、
虫歯菌テストと3日間の食事アンケートをとっています。

その内容は家庭環境が様々ではありますが、
近年問題視されている「個食」と「孤食」が目立っています。

字の如く家庭において好きな時間に一人で摂る食事が「弧食」、
家族がそれぞれ自分の好きなものを摂る食事が「個食」です。

これは単身者以外では、核家族世代・夫婦共稼ぎ・
夜遅くまでの進学塾通いなどが原因ではないでしょうか?

遅い夕食までスナック菓子でしのぐ子供、
塾の休み時間にファーストフードで夕食を摂る子供、
(まさに我が子たち)
居酒屋で毎晩過ごす大人、
(う・・・・独身時代の私)
食事の中心はコンビニ、お菓子が主食、
といった傾向がアンケートから読み取れるのです。

「健康日本21」などという国の政策など
国民に届いているとは思えない現状です。

歯科医師として患者さんのライフスタイルに深く関わったり、
細かなアドバイスまでは出来るはずもありません。
あくまでもむし歯や歯周病にならないための
予防としての食生活のパターンをどう変えていくか、
というアドバイス止まりです。


最近、我が家ではペット問題が起きました。
娘たちは「フェレット」
息子は「シマリス」を飼いたいと譲り合う訳もなく、
本来ペットは家族全員で育てるものだと思ってきましたが、
「あっちを立てればこちらが立たず。あ~もう面倒くさい!
各々ちゃんとお世話ができるのなら」。
とうとう「個飼育」「孤飼育」決定の印籠を渡してしまいました。


さて、「コショク」には
子供たちだけで食べる「子食
(これも我が家です。。。)
同じメニューの繰り返し「固食
(固定食)
濃い味付けの「濃食

などもあるそうです。

皆さん!!
あなたはいくつの「コショク」がありますか?

そういえば
ハナマルカフェで堺 克弘さんの器を使った写真が
紹介させていましたね。
ヤッくんは、まったく感じてくれなかったけれど・・・。

2008年7月26日

僕は僕のことをどれほど知っているのだろう?


以前、自分の作品を『癖のある器』と書きました。
僕にとってそれは『僕』という個性が
入っているという意味です。

作家をやっていると、この部分がとても大事になってきます。
僕らしいフォルムか?
僕らしいバランスか?
僕らしい色か? などなど フィルターはいつだって
『僕らしいか?』になります。

じゃあ『僕らしいって何?』
当然こういう問題にぶつかりますね。
それはきっとこんな感じ。
『僕の好きな~、あるいは僕にとって気持ちのいい~』

僕好みの何かを探すのは、大変だけど楽しくもあります。

例えば、四季の中で何が一番好きか?
ロックとジャズとでは?
紅茶とコーヒーとではどちらをよく飲む?
あらゆるものをできる限り理由をつけて
説明できるように毎日がトレーニングです。

ただ何となく夏が好きとか、
どちらかと言えばロックかなぁとかじゃ、
ちょっと具合が悪いんです。

そういう『なんとなく』が沢山増えちゃうと、
ものを作るときも『なんとなく』が積み重なって、
結果『なんとなくの作品』しか出来ない気がします。

やきものは形として残ります。
全てが具体化されるんです。
なんとなく出来ちゃた作品だと、
つまりなんとなくの個性になるというか、
中途半端な自己表現になってしまいます。

自分探しのトレーニングは尽きることがなく、
日々自分が自分によって作られていくものだと思います。
とは言っても、言い訳するようですが、
この自分の考えや好みみたいなものは
いろんな変化から少しずつ、本当に少しずつ変わっていきます。
それでもその時々の一瞬一瞬では
自分好みのベストなものを作っているんです。

さて 10年後、20年後の僕は
どんな作品を作っているのでしょう。
自分も楽しみです。

~オマケ~
僕は山南さんと家定さんとでは.........
やっぱり山南さんが好きかなぁ(笑)

紗有見の感想)
ここの3兄弟、それぞれステキな文を書くのです。
育つ環境がそうさせたのだと、
克弘さんの子供の頃の家族話から
感じるものがあります。

2008年7月25日

虫歯菌が動くのをみた事がありますか?

歯についているプラークをとって
1000倍の顕微鏡でのぞいて見るのですが、
もう気持ち悪くて失神寸前です。

プラークには虫歯菌だけではなく、
歯周病菌など他の菌も住処になっているので、
マル形、ミミズみたいな形などが
ウヨウヨ動いています。

全ての菌を無くす事は、
特別なことをしない限り無理なのですが、
毎日の歯みがきと
虫歯菌を減らすフッ素入りは磨き粉
キシリトール100%のガムなどを食べて、
虫歯菌と戦いましょう!!!


ps)
陶芸家 堺 克弘さんから
可愛いBabyちゃんの写メールが来ました。
先日、埼玉の実家へ行ったときに写したもので、
私が選んだお洋服を着ていました。
「よく似合っています」なんて、親ばかな
メッセージが添えてありました(笑)
でも、本当にジャニーズ始まって以来
と、思うほど可愛いのです。

2008年7月22日

皆さんこんにちは。
暑いですね。
関東も梅雨明け夏本番です。

この連休をいかがお過ごしでしたか?
前日紹介しました、岐阜の陶芸家の堺克弘さんから
ステキなメッセージが届きました。

私が器械に慣れなく、彼の作品を写真でご紹介できないのが残念です。
なるべく早く、ご紹介できるよう勉強します!!


その時、あなたをどれほど悲しませることができるか?

土をいじって器を作っていると、ふと大きな目標というか目的みたいなものを忘れる時が、僕にはあります。

具体的に作品の形や、色、大きさなど自分の中で、ストイックにマニアックに一所懸命試行錯誤してるとそうなります。

遠くがみえない近視的なこんな状況は自分で再確認するしかありません。

『どんなデザインとかじゃなくて、どう思われる器作るんだっけ?』シンプルな問題はいつだって難解だし重要だったりします。

言葉にするといろいろ表現があるのですが、ひとつにこんなものがあります。

僕の作った器を使っている人が、その器を割ってしまったりします。
そこで問題です。その時、その人をどれだけ悲しませることができるでしょう?
ひねくれた目標ですが、事実僕はよくこんなことを考えます。

そして、ちょっと欠けてても使いたいとか、また買いたいなんて思わせることができたら、僕はこれ以上の喜びはありません。

人を悲しませるために、器を作ってるのではありません(笑)
悲しませるほど愛される器を作りたいだけです。一応、念のため。

日本歯科新聞の女性歯科医師による『デンタル小町が通る』に月一回コラムを書いています。今回は5月号の紹介です

今年の大河ドラマ「篤姫」に因んで、東京大江戸博物館「天障院篤姫展」に出向いてきました。

49歳で没した「篤姫」は薩摩藩主・島津氏の分家である今泉島津家の娘に生まれ育ちましたが、その人望を島津本家28代当主・島津斉彬氏に認められ養女となり、将来の薩摩藩を発展させるべき企みの為、「13代将軍徳川家定」の御台所となるのです。

この「将軍家定」には様々な逸話があり、幼少から病弱であっただけではなく、"奇行伝説"でも知られています。突然叫んだり、豆を煎ったり、カステラを焼いたり、アヒルを追いかけたり。
この奇行は徳川家代々の御世継の重圧から逃れるための周りに対する反発行動、つまり「うつけ」の振りをしていたというのです。

長期間の矯正治療を開始するにあたり事前の、むし歯治療や歯周病治療など、重要となって来ます。

これが残念なことにやり直しが必要な処置が多く、それを患者さんに説明することが大変なのです。

なぜか?患者さんはかかりつけ医にきちっとした治療をしてもらっていると思っているからです。

最近定期健診終わっています。なんて言われてしまいますと「これは治療し直した方が良いです」とも言えないのが現実です。

でも見て見ぬふりをしながら矯正治療の2年間を過ごすのは心が痛みます。
だからと言って、数ヵ月後にしらじらしく「虫歯が出来てしまったので治してきて下さい」なんて言える訳もありません。

こんなことばかり度重なると私も「将軍家定」の様に「うつけ」になったふりをして「今までのこの虫歯治療は何なのじゃぁ~」なんて叫んでしまいたい気持ちになります。

患者の皆様を良い歯科医院選びをなさってください。

PS)
それにしても「家定」演じる堺雅人さんは素晴らしかったですよね。
歴史は変えられないので、お隠れになってしまった以上、堺雅人さん演じる「家定」にはもう会うことは出来ません。
残念です。

2008年7月14日

先日、ご紹介した『堺 克弘さん』からメッセージが届きました。

《日々のうつわを作っています。
使うという大前提で作っています。
しかし、ただただ使いやすいや、
何の料理でも似合ううつわは作りません。
と、いうか作れません。
そんな優等生なうつわ作りは、早々に諦めています。

なんだかちょっと癖があるけどついつい使ってしまう。
そういううつわを作ってます。
考え方はこれから多少変わるかもしれませんが、
大体の姿勢はこんな感じです。》

これから、このブログに定期的に
日々思うことや、作品についてなどで登場します。

続きを読む

2008年7月13日

陶芸家を目指している友人のいる岐阜へ行ってきました。
名古屋から在来線で1時間弱の山間の町です。
暑い日にもかかわらず優しい柔らかな風が流れる
素敵な町でした。

兼ねてからお願いしてあったたくさんの制作途中の作品と
1月に生まれたBABYちゃんに会いに行くためです。

30代前半とあって作品は若者らしさが主張されて、陶芸という
イメージとはかけ離れた彼のオリジナルに溢れた物ばかりです。

ここ数年は、「立ち物」といって、いわゆるCUP類を主に
製作しているようですが、お皿にも凝り始めたようです。

わたしも、コーヒーカップ、ビールカップ、マグカップを
愛用していますが、口に触れる手づくりの土の感触が最高です。

SAKAI K-CRAFT SAKAI-K-CRAFT &.JPG

ビールがグビグビ進んでしまいます。(アサヒスタイルフリーがますます美味しく感じます/笑)

工房では、私も何点か作ってみました。
まったくセンスのない私は、「流石!克弘巨匠!!」
そして彼は「流石!堺プロ!!」なんてバカを言いながら
かなり素敵なものたちが出来上がりました。
焼きあがりが楽しみです。

何より癒されたのは、1月生まれのBABYちゃん。
ママ似(パパごめん)のぱっちりおめめで、ご機嫌で、
にこにこ顔で男の子とは思えないほど愛くるしくて、ずっと抱っこしていました。
叔父ちゃんは、西郷どんに似ているって言っていたそうですよ。


次回はこの続き。
陶芸家を目指す青年「堺 克弘」さんと
彼の作品「SAKAI K-CRAFT」の紹介です。

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銀座並木通り坂本矯正歯科クリニック 院長 坂本紗有見 http://www.ginza-soc.com/

銀座並木通り
坂本矯正歯科クリニック
院長 坂本紗有見

【経歴】
1986年 東京歯科大学卒業東京歯科大学卒業後、東京歯科大学歯科矯正学講座入局
1996年 坂本歯科副院長
2005年 銀座並木通り坂本矯正歯科クリニック院長

【所属学会】
日本矯正歯科学会認定医
日本臨床矯正歯科医会社会医療委員
日本臨床矯正歯科医会東京支部広報委員
東京矯正歯科学会
日本抗加齢医学会
抗加齢歯科医学研究会
日本顎変形症学会
日本口蓋裂学会
日本歯科人間ドック学会認定医
日本アンチエイジング歯科学会理事
日本アンチエイジング歯科学会認定医
サプリメントアドバイザー認定
メディカルアロマコーディネーター認定
ビューティーアドバイザー認定
日本口腔筋機能療法研究会
日本歯周病学会
ラクトフェリン研究会
バイオプログレッシブ・スタディクラブ